鉄骨造耐震調査でのポイント!
こんにちは、
耐震診断のDr.木下です。
先日、鉄骨造の耐震診断調査に行って来ました。そこで、鉄骨建物の耐震性に不利となることを見かけましたので、気づいたことをいくつか紹介します。
■あるはずのボルトが無い
天井を外して屋根裏から覗いてみると、鉄骨部材と鉄骨部材をつなぐボルトがあるはずなのに無かった。これは、地震の際に鉄骨部材が有効に働かなくなります。
■柱脚部分のナットが無い
鉄骨造では、柱とコンクリート基礎とをボルトで緊結しているケースがあります。そのナットは通常2つ付いているのですが、1つしか無かったり、ナット自体が外れて無かった場合とか、見た目にも不安になりますね。
■ブレースが切断されている
たまに見かける光景ですが、ブレース(筋交い)が切断されているケースがあります。建物を使用しているうえで邪魔になって切断したり、増築する際に切断するケースが多くみられます。ブレース(筋交い)は重要な耐震要素なので、見かけたら注意が必要です。
上記以外でも、不安に感じたらDr.木下まで https://the-taishin-com.co.jp/contact/