ホテル耐震改修の必要性
ホテル耐震改修の必要性について
東日本大震災以降、熊本や鳥取など全国で大きな地震が頻発しています。あまり被害の報道されない小さなものも合わせればかなりの数になります。ニュースを見たり、新聞や雑誌などで見掛けたりしても他人事だと思っていませんか？そんなことはないのです。次にどこで起こるかは誰にも予測することはできません。この記事を見ているあなたのところに大地震が起きないとも言い切れないのです。
被害を広げないためには、そうなる前に対策しておくことが重要です。
もちろんホテルにも耐震改修が必要です。
建物によっては、年月の経っている古い建物や現在の耐震基準を満たしていない建物があります。
古い建物が耐震改修をされないままだと、最悪の場合倒壊してしまうこともあり得ます。
一部分だけ倒壊したとしても大勢の人が利用するホテルなどの宿泊施設では被害は大変なことになってしまいます。
もしかして、宿泊者にも被害が及ぶかもしれません。
倒壊の危険のある古い建物とは
昭和56年6月に「改正建築基準法」が施行されました。
それ以前の建物が倒壊の危険のある古い建物ということになります。
それ以降の建物は少なくとも基準は満たされているということになりますが、耐震基準を満たしている場合でも不安はあります。
どれくらいの揺れで倒れそうなのか、どれくらいの間、持ちこたえることができるのか、建物の見た目だけでは素人には判断できません。
一部屋だけにひびが入っていただけという場合でも実はそれが内部で大きな亀裂になっていることもあります。
小さなことでも、大きな劣化のサインなのかもしれません。少しでも気になることがあれば疑った方が正解です。
不安を取り除くためには専門業者に依頼して耐震診断をすることが大切です。耐震診断には補助金が出る場合もありますので事前にチェックしてみましょう。
ホテルは、一般のお客様・修学旅行などの大勢のお客様が利用する施設ですから、不安なまま放置しておくと大変な事態を招きかねません。命が失われてからでは遅いのです。その為にも早めの診断をしましょう。
そうそう大きな揺れなど来るものではないという認識では後になって後悔することになります。
もしも、結果として危険という判断が出たら次は建物の耐震改修を考えましょう。
お客様へ安心をご提供
耐震改修を行うことで、地震の際の不安を取り除くことができます。
また、工事をしっかりとやっておけばそれをアピールすることで選んでくれる顧客も増えるかもしれません。
胸を張って対策をしているとアピールできるようにするためにも耐震診断は有意義なのではないでしょうか。
